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きうし
語句 | 割合 |
急就 | 50.0% |
急駛 | 25.0% |
休止 | 25.0% |
依之
増修の
説に於て此事は
彼書に見しと
覚しも、其書を蔵せざれば
急就の用に
弁ぜず、
韈癬するが多し。
且浅学なれば
引漏したるも
最多かるべし。
溪、直徑
大凡七八町、岩石の奇なるものを
屏風岩、
硯岩、
烏帽子岩、
蓮華石、
浦島釣舟岩と爲し、其水の
來るや、沈々として聲無く、其色の深碧にして
急駛せる、
座ろにわれの心を惹きぬ。
わが最初の
寓目の感は
如何、われは唯
前山の麓に沿うて
急駛奔跳せる一道の大溪と
傍に起伏出沒する數箇の溪石とを認めしに過ぎざりしと
雖も、しかもその
鏘々として金石を鳴らすが如き音は
お
聞きでないかあのもの
靜かな
筧の
音を。
見る
通りに
雪は
眞白く
山に
積つてゐる。そして
日蔭はあらゆるものの
休止の
姿で
靜かに
寒く
默りかへつてゐる。