“安着”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんちゃく66.7%
あんちやく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
観音丸かんのんまるは直江津に安着あんちゃくせるなり。乗客は狂喜の声をげて、甲板デッキの上におどれり。拍手はおびただしく、観音丸かんのんまる万歳! 船長万歳! 乗合のりあい万歳!
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
首尾しゅび彼岸ひがんに達して滞在たいざい数月、帰航のき、翌年うるう五月を以て日本に安着あんちゃくしたり。
わたくし本當ほんたうにおまへわかれるのが、かなしいよ、けれど運命うんめいだから仕方しかたいのだよ、それでねえ、おまへさひはひに、大佐たいさ叔父おぢさんのいへ安着あんちやくして、萬一まんいちにも私共わたくしども生命いのちたすかつたことなら、ふたゝ