“木間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このま68.8%
こま31.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばらくすると川向かわむこうの堤の上を二三人話しながら通るものがある、川柳のかげで姿はく見えぬが、帽子と洋傘こうもりとが折り折り木間このまから隠見する。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
花の木間このま、夕日花やかに移ろひて、陵王りようわう(扮装せる当年十四歳の顕家)のかがやき出でたるは、えもいはず、おもしろし。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
松の木間こま栗の花ぶさ返り咲き日光室に日の光る見ゆ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
あざるる木間こまのしたみちに、うまなみだ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)