“風騒”のいろいろな読み方と例文
旧字:風騷
読み方割合
ふうそう83.3%
かぜさわ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するうちに、鎌倉の放抛、直義の敗走、つづいて大塔ノ宮がその幽所で何者かに殺されたなどの取沙汰も聞えて、都じゅうは容易ならぬ風騒ふうそうの中におかれだした。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その日さりて消息もなくなりにたる風騒ふうそうの子をとがめたまひそ
芥川竜之介歌集 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
四方よもそらに、風騒かぜさわぐも
ふるさとの林の歌 (新字新仮名) / 小川未明(著)