“ふうそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
風騒83.3%
風霜16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを、尊氏きたるの風騒ふうそうおびえ、たちまち都をからにして、みかどの蒙塵もうじんを仰ぎなどしたら、それこそ、いよいよ武士どもを思い上がらせ、世の物笑いとなるのみだわ。……愚策ぐさく、愚策
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
敵の喊声かんせいはまだ遠くだが、死ぬのもなかなか心忙こころせわしい風騒ふうそうだった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
年久しく風霜ふうそうと闘うてかわは大部分げ、葉も落ちて、老骨ろうこつ稜々りょうりょうたる大蝦夷松おおえぞまつが唯一つ峰に突立つったって居るのであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)