“蒙塵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もうじん88.9%
もうぢん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただここに、なお劉家りゅうけの血液を誇った一皇子がある。帝劉禅の五男北地王諶ほくちおうじんであった。皇子は初めから帝の蒙塵もうじんにも開城にも大反対で
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このままどこかへ蒙塵もうじんしてしまうつもりだが、なんとしても心がかりなのは、あちらへ残してきた調査資料で、長年の努力の結晶をあのままあそこへ放っておくわけにはゆかないから
犂氏の友情 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
が國の皇帝みかどもすでに蒙塵もうぢんと知らでやもはら獅子眠りゐる
河馬 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)