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風騒
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ふうそう
ふりがな文庫
“
風騒
(
ふうそう
)” の例文
旧字:
風騷
するうちに、鎌倉の放抛、直義の敗走、つづいて大塔ノ宮がその幽所で何者かに殺されたなどの取沙汰も聞えて、都じゅうは容易ならぬ
風騒
(
ふうそう
)
の中におかれだした。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その日さりて消息もなくなりにたる
風騒
(
ふうそう
)
の子をとがめたまひそ
芥川竜之介歌集
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それを、尊氏
来
(
きた
)
るの
風騒
(
ふうそう
)
に
怯
(
おび
)
え、たちまち都を
空
(
から
)
にして、みかどの
蒙塵
(
もうじん
)
を仰ぎなどしたら、それこそ、いよいよ武士どもを思い上がらせ、世の物笑いとなるのみだわ。……
愚策
(
ぐさく
)
、愚策
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
敵の
喊声
(
かんせい
)
はまだ遠くだが、死ぬのもなかなか
心忙
(
こころせわ
)
しい
風騒
(
ふうそう
)
だった。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なる人間の存在が、時代の
風騒
(
ふうそう
)
とともに常にあった。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
鴛鴦
(
えんおう
)
の巣は
風騒
(
ふうそう
)
にやぶられ
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
騒
常用漢字
中学
部首:⾺
18画
“風”で始まる語句
風
風情
風邪
風采
風呂
風体
風呂敷
風貌
風靡
風呂敷包