“おこびと”の漢字の書き方と例文
カタカナ:オコビト
語句割合
御小人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ秀吉が信長の草履をつかみ、うまやで馬と共に起臥きがしていた一介いっかい御小人おこびと時代から、彼はすでに織田家の重臣だった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いや、彼は、位負くらいまけしないのだ。一躍禄高ろくだかが上がっても、きのうの彼と変らないし、御小人おこびとからさむらいになり、また忽ち一城のうえに坐っても、あのとおりだ。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——何せい、御小人おこびとから士分に取り立てられ、ようやくこの頃、御城下に宅地をいただいて、ああやって出仕する身分になったばかりの男だ。無理もないて」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)