“竹内”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たけのうち36.4%
たけうち36.4%
ちくない18.2%
しない9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここは、越後国の国府こう竹内たけのうちという土地だった。都から遠くながされてきた流人るにん善信の師弟は、もう二年の歳月をここに送っていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上野の方は大層な人出で、いろいろな催しがありましたが、その中に、何時いつうちへおでになった竹内たけうちさんが行列の中に這入ってお出ででした。
桜川由次郎、鳥羽屋小三次、十寸見ますみ和十、乾坤坊けんこんぼう良斎、岩窪いわくぼ北渓、尾の丸小兼こかね竹内ちくない三竺さんちく、喜斎等がその主なるものである。由次郎は後に吉原に遷って二代目善孝ぜんこうと云った。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「その構えが無類じゃ、じっと竹内しないを青眼にとって、ただそのままの形……」