“彼麽”の読み方と例文
読み方割合
あんな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしたしかにはなちやんではなくッてよ』といつあいちやんは、『でも、彼娘あのこ彼麽あんなながちゞれだけど、わたしのは一ぽんだつてちゞれちやないもの。 ...
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
それも君一人ならだね。彼麽あんなに年老つた伯母さんを、………………………今迄だつて一日も安心さした事つて無いんだ。君にや唯一人の御母さんぢやないか、此以後このあと一體どうする積りなんだい。
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
あいちやんは、夫人ふじんかる快活くわいくわつ氣性きしやうになつたのをはなはよろこび、あの厨房だいどころ出逢であつたときに、夫人ふじん彼麽あんな野蠻やばんめいたことをしたのは、まつた胡椒こせう所爲せゐであつたのだとおもひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)