彼麽あんな)” の例文
わたしたしかにはなちやんではなくッてよ』といつあいちやんは、『でも、彼娘あのこ彼麽あんなながちゞれだけど、わたしのは一ぽんだつてちゞれちやないもの。 ...
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
それも君一人ならだね。彼麽あんなに年老つた伯母さんを、………………………今迄だつて一日も安心さした事つて無いんだ。君にや唯一人の御母さんぢやないか、此以後このあと一體どうする積りなんだい。
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
あいちやんは、夫人ふじんかる快活くわいくわつ氣性きしやうになつたのをはなはよろこび、あの厨房だいどころ出逢であつたときに、夫人ふじん彼麽あんな野蠻やばんめいたことをしたのは、まつた胡椒こせう所爲せゐであつたのだとおもひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
それも君一人ならだね。彼麽あんな年老としとツた伯母さんを、………………………今迄だツて一日も安心さした事ツて無いんだが、君にやたつた一人の御母おつかさんぢやないか、此以後このさき一体どうする積りなんだい。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
わたしがおまへおなそばるではないか、それになか彼麽あんなさわぎをしてるのに、なにきこえるものか』たしかになかではおそろしい大噪おほさわぎをしてました——えずえたり、くさめをしたり
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
彼麽あんな大きな眼を丸くしたら、顏一杯だつたらう。』
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
彼麽あんな大きな眼を丸くしたら、顔一杯だツたらう。』
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)