なまめ)” の例文
新字:
世になまめかしき文てふものを初めて我が思ふ人に送りし時は、心のみを頼みに安からぬ日を覺束なくも暮らせしが、籬に觸るゝ夕風のそよとのたよりだになし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)