“無二”の読み方と例文
読み方割合
むに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私(わたくし)は未(ま)だ此(この)大佐(たいさ)とは甞(かつ)て面會(めんくわい)した事(こと)は無(な)いが、兼(かね)て聞(き)く櫻木海軍大佐(さくらぎかいぐんたいさ)とは無二(むに)の親友(しんいう)で、また、私(わたくし)の爲(ため)には終世(しゆうせい)忘(わす)るゝ事(こと)の出來(でき)ない
流石(さすが)に明治(めいぢ)の御(おん)作者(さくしや)様方(さまがた)は通(つう)の通(つう)だけありて俗物(ぞくぶつ)済度(さいど)を早(はや)くも無二(むに)の本願(ほんぐわん)となし俗物(ぞくぶつ)の調子(てうし)を合点(がてん)して能(よ)く幇間(たいこ)を叩(たゝ)きてお髯(ひげ)の塵(ちり)を払(はら)ふの工風(くふう)を大悟(たいご)し
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵、三文字屋金平(著)
それ以前(いぜん)から、安藤(あんどう)は某学校(ぼうがっこう)の学費(がくひ)まで補助(ほじょ)してもらい、無二(むに)の親友(しんゆう)として交際(こうさい)しておったのだが、安藤がいまの会社へはいって二年めの春、母なる人がなくなり
箸 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)