“無二斎”の読み方と例文
読み方割合
むにさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木剣の冷たい肌を頬に当てると、幼年のころ、寒稽古かんげいこゆかで、父の無二斎むにさいからうけた烈しい気魄きはくが、血のなかによみがえってくる。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父の無二斎むにさいが死んだ時に会ったきりの叔母であるから、彼の記憶は少年の頃の遠いうろ覚えにすぎなかった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このいくさで、大将首でも取って、おれを、村の厄介者にしている故郷くにの奴らを、見返してやろう、死んだ親父の無二斎むにさいをも、地下で、驚かしてやろう、そんな夢を抱いたんだ
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)