“仕遂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しと86.1%
しおお8.3%
しおわ2.8%
しすまし2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細作しのびは人並みに仕遂しとげたが、抜き合わせたら十のうち十までケシ飛ぶこと請合の非力者の腕、滅多に拳を刀に近づけるなよ、危ないから」
討たせてやらぬ敵討 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
自分の病気がえきったその時を見ているがいい。どうして倉地をもう一度自分のものに仕遂しおおせるか、それを見ているがいい。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
大「あゝ残念…是まで十分仕遂しおわせたる事が破れたか、あゝ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
拔手ぬきても見ずつかとほれと突立れば哀むべし天一は其儘そのまゝ其處へ倒れ伏ぬ天忠は仕遂しすましたりと法衣を脱捨ぬぎすてすそをからげ萬毒ばんどくの木の根をほりて天一が死骸しがい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)