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にかつ
ふりがな文庫
“にかつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
荷担
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荷担
(逆引き)
私はこの話の初めの方で、この
家
(
うち
)
はまるで
千一夜物語
(
アラビヤン・ナイト
)
の中の、迷路に呼び込まれた
荷担
(
にかつ
)
ぎのような気がすると、申上げたような気がします。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
「雨は欲しいが、俺たち、
道普請
(
みちぶしん
)
や
荷担
(
にかつ
)
ぎばかりして歩く組には、雨は敵が出るよりも禁物だ。
桑原
(
くわばら
)
桑原、なるべく、あっさり通り雨で欲しいものだ」
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「さあ、これから、さす(登ること)で」と
荷担
(
にかつ
)
ぎがいう通り、今度はひた登りに登る。国境に甲斐をまたいで、駿河の領内に入る。ここにも石楠花が枝越しに上からのぞき込む。
不尽の高根
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
子供の頃に読んだ
千一夜物語
(
アラビヤン・ナイト
)
の中には、バグダッドの町を
彷徨
(
さまよ
)
い歩いた
荷担
(
にかつ
)
ぎの話なぞがよく出ています。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
私は、御中道をするために、
荷担
(
にかつ
)
ぎ一人連れて、小御岳神社の方面へと横入りをした。「
途
(
みち
)
が違うぞよ」「そっちへゆくでねえぞ」遠くから呼ばった人の親切は、心のうちで受けた。
不尽の高根
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
その時の私の気持が、ちょうどその
荷担
(
にかつ
)
ぎだったといったら、いいでしょうか?
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
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