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荷担
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かたん
ふりがな文庫
“
荷担
(
かたん
)” の例文
旧字:
荷擔
その爆弾の製造計画には、はじめ俺も
荷担
(
かたん
)
していたのだが、中途で除外された。暗殺の仲間から俺や砂馬ははずされた。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
慶長五年七月赤松殿
石田三成
(
いしだかずしげ
)
に
荷担
(
かたん
)
いたされ、
丹波国
(
たんばのくに
)
なる
小野木縫殿介
(
おのぎぬいのすけ
)
とともに
丹後国
(
たんごのくに
)
田辺城
(
たなべのしろ
)
を攻められ候。
興津弥五右衛門の遺書
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
主謀者とは誰ぞ、宇津木兵馬はその人ではあるまいけれど、その人に
荷担
(
かたん
)
した時はその人と責任を共にする人であるとは、お松も想像しないわけにはゆきません。
大菩薩峠:14 お銀様の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
平次が堀周吉その他の悪者を縛り上げるあいだに周吉に
荷担
(
かたん
)
した親類たちはコソコソと逃げ出しました。
銭形平次捕物控:115 二階の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
又一男八条の大将
保忠
(
やすたゞ
)
、その弟中納言
敦忠
(
あつたゞ
)
および時平の
女
(
むすめ
)
、(延喜帝の女御なり)孫の東宮までも相つゞきて
薨
(
こう
)
ぜらる。又時平の
讒毒
(
ざんどく
)
に
荷担
(
かたん
)
したる
菅根
(
すがね
)
の朝臣は延喜八年十月死す。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
藪田五郎左衛門
(
やぶたごろうざえもん
)
のむすめは、てまえの妻であり、
舅
(
しゅうと
)
の仕えるご主君なればまったくの他家とは思われぬ
情
(
じょう
)
もございましたが……さりとて、軽々には、
荷担
(
かたん
)
申し上げられぬ大事でございました
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
英仏両国の政府よりシナとの戦争に
荷担
(
かたん
)
するよう依頼を受けた時に、アメリカ大統領はそれを断わった。全体、シナ側の取り扱い方についてはアメリカ政府でも不快に感ずることがないでもない。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
又一男八条の大将
保忠
(
やすたゞ
)
、その弟中納言
敦忠
(
あつたゞ
)
および時平の
女
(
むすめ
)
、(延喜帝の女御なり)孫の東宮までも相つゞきて
薨
(
こう
)
ぜらる。又時平の
讒毒
(
ざんどく
)
に
荷担
(
かたん
)
したる
菅根
(
すがね
)
の朝臣は延喜八年十月死す。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
それを俺は知らなかったのだが、のちに俺がこの事件に
荷担
(
かたん
)
の容疑で捕えられたとき、歩哨線通過の合い言葉や通行証のことを知らなかった事実が、事件とは俺が無関係だったことの証明になった。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
にらみ合わせて
荷担
(
かたん
)
すればよろしいでしょう
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのため、子供たちは、助力をさらに必要としない獰猛な犬に
荷担
(
かたん
)
して、助力を必要とする弱小な犬をいじめたりするのだろうか。それにしても、逃げて行くのに、石を投げないでもいいではないか。
如何なる星の下に
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
と喜んで、即座に、誓いを立てて
荷担
(
かたん
)
した。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“荷担”の意味
《名詞》
味方になって助力すること。特に悪事やくわだてに加勢すること。
荷物を背負うこと。
(出典:Wiktionary)
荷
常用漢字
小3
部首:⾋
10画
担
常用漢字
小6
部首:⼿
8画
“荷担”で始まる語句
荷担ぎ
荷担夫
荷担人
荷担棒
荷担革