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主君
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との
ふりがな文庫
“
主君
(
との
)” の例文
そこで
主君
(
との
)
へ言上して、お墨付きを頂戴し、遠くへ敵の遁がれぬうちにと、ほとんど取るものも取りあえず、
急遽
(
きゅうきょ
)
旅へ出たのであった。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
どのように間違うた
尾鰭
(
おひれ
)
が付いて、どのような片手落の御沙汰が大公儀から下ろうやら知れぬ。それが
主君
(
との
)
の御癇癖に触れる。
名君忠之
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「それがしに、使いをお命じ下さるなれば、敵をも救け、味方の一兵をも損ぜず、平和
裡
(
り
)
に、高岡の一城を、
主君
(
との
)
のお手に収めて参ります」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わが
主君
(
との
)
ながら、男
冥利
(
みょうり
)
につきた源三郎! と思うと、
嫉妬
(
しっと
)
にわれを忘れた門之丞、ガラリ障子を引きあけ
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「成る程のう。そこまでは気付かなんだ。……しかし
主君
(
との
)
はその辺に、お気が付かせられておりまするかのう」
名君忠之
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
が、すぐにベッタリと坐り、「まだ敵を討たぬ先に……
主君
(
との
)
へも
親戚
(
みより
)
にもこの身の起居……秘密にしてある現在において……恋する女に逢うなんど……不謹慎! ……織江、不謹慎!」
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
龍造寺、大友の末路を学ぶとも、天下の
勢
(
せい
)
を引受けて一戦してみようと仰せられる事は必定じゃ。大体、
主君
(
との
)
の御不満の底にはソレが
蟠
(
わだか
)
まっておるでのう。
名君忠之
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「
主君
(
との
)
討たれて候うぞ! お供
仕
(
つかまつ
)
れ! 一人も生くるな!」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
年寄の意見は斯う決まって
主君
(
との
)
へ言上することにした。
天主閣の音
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「
主君
(
との
)
の内意をお伺いして」
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“主君”の意味
《名詞》
主君(しゅくん)
家臣たちが従う人物。
(出典:Wiktionary)
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
君
常用漢字
小3
部首:⼝
7画
“主”で始まる語句
主
主人
主婦
主家
主水
主翁
主従
主題
主税
主計