トップ
>
主君
>
しゅくん
ふりがな文庫
“
主君
(
しゅくん
)” の例文
伊賀衆
(
いがしゅう
)
のなかでも、隠密の
上手
(
じょうず
)
とは聞いたが、なんという
光栄
(
こうえい
)
をもった男だろうと、人々の目は、いよいよかれと
主君
(
しゅくん
)
とにそそがれていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かねて聞いてはいましたが、そなたのびわには、こころから
感服
(
かんぷく
)
しました。ご
主君
(
しゅくん
)
も、ことのほかおよろこびになりました。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
それは、ご
主君
(
しゅくん
)
がかえるにされてしまったので、かなしくてかなしくて、いまにも胸がはれつしそうになったので、やっとたがをはめて、おさえていたのです。
かえるの王様
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
そのなかに、
伊那丸
(
いなまる
)
のすがたを
見出
(
みいだ
)
したので、忍剣は、思いやりの深い
主君
(
しゅくん
)
の心がわかって、
無言
(
むごん
)
のうちに
涙
(
なみだ
)
がうかんだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さて、ご
主君
(
しゅくん
)
は、そのほうのびわの
名声
(
めいせい
)
をおききになり、
今夜
(
こんや
)
はぜひ、そのほうの、とくいの
壇
(
だん
)
ノ
浦
(
うら
)
の一
曲
(
きょく
)
をきいて、むかしをしのぼうとされている。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
▼ もっと見る
「ご
主君
(
しゅくん
)
をおすくいしよう。たとえ、そのために、この命をうしなっても。」
忠義者のヨハネス
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
いずれこのことは
大講会閉会
(
だいこうえへいかい
)
ののちに
主君
(
しゅくん
)
家康公
(
いえやすこう
)
にもうしあげて、なにかの
形
(
かたち
)
でご
表彰
(
ひょうしょう
)
いたしたいと思うが……
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わしは
使
(
つか
)
いのものじゃ。わしのご
主君
(
しゅくん
)
は、それは
高貴
(
こうき
)
なお
方
(
かた
)
ではあるが、多くの、りっぱなおともをおつれになり、いま
赤間
(
あかま
)
ガ
関
(
せき
)
に、おとどまりになっていられる。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
“主君”の意味
《名詞》
主君(しゅくん)
家臣たちが従う人物。
(出典:Wiktionary)
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
君
常用漢字
小3
部首:⼝
7画
“主”で始まる語句
主
主人
主婦
主家
主水
主翁
主従
主題
主税
主計