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『女の出る蚊帳』
ふりがな文庫
『
女の出る蚊帳
(
おんなのでるかや
)
』
明治二年七月八日発行の明治新聞と云うのに、浜田藩の淀藤十郎と云うのが、古著屋からであろう、蚊帳を買って来て、それを釣って寝たところで、その夜の半夜頃、枕頭へ女の姿があらわれた。それは白地に覇王樹のような型を置いた浴衣を著て、手に団扇を持って …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
主翁
(
しゅじん
)
半夜
(
よなか
)
団扇
(
うちわ
)
浴衣
(
ゆかた
)
蚊帳
(
かや
)