トップ
>
据
>
すゑ
ふりがな文庫
“
据
(
すゑ
)” の例文
申
受
(
うけ
)
我々も念の爲預けたる證文を入れ申さんと
硯
(
すゞり
)
を
取寄
(
とりよせ
)
一札を
記載
(
したゝめ
)
三人の名の下へ印を
据
(
すゑ
)
て預りの一札と
引換
(
ひきかへ
)
になし
素
(
もと
)
より急がぬ旅なれど
日和
(
ひより
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
暮から始まつて、幾人かの人を斬つた曲者——その中には相當の腕のある武家もあり、ヤハな腕前では、あの
据
(
すゑ
)
物斬の凄い
業
(
わざ
)
が、出來る筈もありません。
銭形平次捕物控:317 女辻斬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
三言
(
みこと
)
とは
呼
(
よ
)
ばれもせず
帶
(
おび
)
より
先
(
さき
)
に
襻
(
たすき
)
がけの
甲斐
(
かひ
)
/\しく、
井戸端
(
ゐどばた
)
に
出
(
いづ
)
れば
月
(
つき
)
かげ
流
(
なが
)
しに
殘
(
のこ
)
りて、
肌
(
はだへ
)
を
刺
(
さ
)
すやうな
風
(
かぜ
)
の
寒
(
さむ
)
さに
夢
(
ゆめ
)
を
忘
(
わす
)
れぬ、
風呂
(
ふろ
)
は
据
(
すゑ
)
風呂
(
ふろ
)
にて
大
(
おほ
)
きからねど
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
居間
(
ゐま
)
に
隱
(
かく
)
して置いた石が
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか客間の
床
(
とこ
)
に
据
(
すゑ
)
てあつた。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
三人
仕立
(
したて
)
切棒
(
きりぼう
)
の
竹輿
(
かご
)
路次口
(
ろじぐち
)
へ
据
(
すゑ
)
させ
自己
(
おのれ
)
は夫に乘り方々と
聲
(
こゑ
)
掛
(
かけ
)
させながら本町へこそ到りけれ
竹輿舁
(
かごかき
)
豫
(
かね
)
て心得ゐれば同町三丁目の
藥種
(
やくしゆ
)
店小西屋長左衞門の前に
下
(
おろ
)
し戸を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
と成され印を
据
(
すゑ
)
し一書を下し
置
(
おか
)
れ短刀は
淺黄綾
(
あさぎあや
)
の
葵
(
あふひ
)
の
御紋
(
ごもん
)
染拔
(
そめぬき
)
の
服紗
(
ふくさ
)
に
包
(
つゝみ
)
て下されたり。
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
据
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“据”を含む語句
居据
引据
据物斬
据風呂
据付
据置
打据
据附
据直
見据
据膳
据物
拮据
揺据
据身
据並
据眼
据腰
舁据
押据
...