“引換”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきか46.2%
ひきかえ46.2%
ひきかへ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父なる卿の眼前にこれを見て如何許いかばかり嬉しく思い給ふらんと、人々上座の方を打ち見やれば、入道相國のも喜ばしげなる笑顏ゑがほ引換ひきかへて
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
細字さいじをもってしたためたる警戒は、此方こなたより「小田原評定云々うんぬん。」と記しやりたる書信を引換ひきかえに、「じゃむこう」の首輪を経て小間使秀の手中に落ちたり。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
御持參有しに間違まちがひも有まじと思ひ右品引換ひきかへに金子御渡し申したりとくしして見せければ傳吉は再び仰天ぎやうてんなしたりしが心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)