“据附”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すえつ40.0%
すえつけ40.0%
すゑつけ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大砲の据附すえつけでさえが、駒井の知識と、技能を以て、立派に完成の見込みがついたのにかかわらず、蒸気機関だけは苦心惨憺を重ねて、いまだその曙光を見ないという有様であります。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
余はこの世に存するあいだは働くなり、この世は余の本国なればなり、余の事業は始めかけたり、余の築かんとする塔は漸く土台石の据附すえつけを終えたり、その竣工は永久の仕事なり
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
早速さつそく幾本かの蝋燭が各室にけられて大洞窟の闇を破つた。客室サロンも寝室も倉も炊事すべて自然の巌石がんせきくり抜き、それしきつた壁も附属した暖炉や棚などもまつた据附すゑつけ巌石がんせきで出来て居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)