“すえつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
据付66.7%
据附33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は、磁石砲を入口に据付すえつけるために、貴重な三十分ばかりの時間をついやし、それが終ると、久慈にくわしく注意をして、名残なごり惜しくもクロクロ島を出掛けたのであった。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
クロクロ島が、貴下の手によって建造せられたるとき、余は博士に祝意しゅくいを表するため、磁石砲じしゃくほうという機械を贈呈ぞうていし、島内に据付すえつけしめたることを、博士は記憶せらるるや。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大砲の据附すえつけでさえが、駒井の知識と、技能を以て、立派に完成の見込みがついたのにかかわらず、蒸気機関だけは苦心惨憺を重ねて、いまだその曙光を見ないという有様であります。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
多くの費用を投じてその工場に機械を据附すえつけたが、この機械が後に至って更に新発明によって非常に改良されたために、彼が製造した貨物の価値が著しく下落するに至った人の場合と