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『人を殺す犬』
ふりがな文庫
『
人を殺す犬
(
ひとをころすいぬ
)
』
右手に十勝岳が安すッぽいペンキ画の富士山のように、青空にクッキリ見えた。そこは高地だったので、反対の左手一帯はちょうど大きな風呂敷を皺にして広げたように、その起伏がズウと遠くまで見られた。その一つの皺の底を線が縫って、こっちに向ってだんだん …
著者
小林多喜二
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
捕
(
つ
)
怖
(
おっ
)
眼下
(
ました
)
蹄
(
ひづめ
)
渦
(
うず
)
猫
(
ねこ
)
皺
(
しわ
)
盲目
(
めくら
)
直接
(
じか
)
裾
(
すそ
)
殺気
(
さっき
)
蹴
(
け
)
身体
(
からだ
)
釧路
(
くしろ
)
頬
(
ほお
)
顎
(
あご
)
飯場
(
はんば
)
鰊
(
にしん
)
鶴尖
(
つるはし
)
浴衣
(
ゆかた
)
円
(
まる
)
死骸
(
しがい
)
棒頭
(
ぼうがしら
)
拳固
(
げんこ
)
恰好
(
かっこう
)
山途
(
やまみち
)
塀
(
へい
)
土方
(
どかた
)
四肢
(
しし
)
唾
(
つば
)
咽喉
(
のど
)
呼吸
(
いき
)
吠
(
ほ
)
合図
(
あいず
)
半纒
(
はんてん
)