“大威張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおいば50.0%
おおいばり25.0%
おほゐば10.7%
おほゐばり10.7%
おほえばり3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『よし、よし、これで勘弁してやる、』——そうあの旅の御衆が大威張おおいばりで言うじゃありませんか。これにはわたしも驚きましたよ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
いままでどこをとんでいたのかもう今度で三度目だなんていう少し大きい方の人などが大威張おおいばりでやって来ていろいろその辺のことなど云うんだ。
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そして私たちは野原でわかれて私は大威張おほゐばりで家に帰ったのです。すると兄さんが豆をたたいてゐましたが笑って言ひました。
(新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
ですから、大威張おほゐばりそれでなくツてはおこゑだつてくことの出來できないので、押懸おしかけてつて、無理むり材木ざいもくしげつたところをおけようとおもつて連出つれだしてたんです。
三尺角拾遺:(木精) (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「どうしたもんだ、大威張おほえばりして」おつぎはつぶやきながらうち女房にようばういて小麥粉こむぎこを一つかしてつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)