“殻威張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からいば66.7%
からいばり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
関白が度々上洛じょうらくを勧めたのに、悲しいことだ、お坊さん殻威張からいばりで、弓矢でこいなぞと云ったからたまらない。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
およそ幕府の圧制殻威張からいばりは際限のない事ながら、私共が若い時に直接に侮辱ぶじょく軽蔑けいべつを受けたのは、道中の一事でも血気の熱心はおのずから禁ずることが出来ず、前後左右に深い考えもなく、ただ癇癪かんしゃくの余りに
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ただ人間の殻威張からいばりは見苦しいものだ、威張る奴は恥知らずの馬鹿だとばかりおもって居たから、れゆえ藩中に居て人に軽蔑されても侮辱されても
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
人を捕えて牢に入れたり東京の外に逐出おいだしたり、マダれでも足らずに、役人達はむかしの大名公卿の真似をして華族になって、れ見よがしに殻威張からいばりやって居るから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)