“おおいばり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大威張70.0%
大意張20.0%
大息張10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……勿論、を、いや、蚊帳かやころして飲むほどのものが、歩行あるくに日よけをするわけはない。蚊帳の方は、まだしかし人ぎきもはばかるが、洋傘の方は大威張おおいばりで持たずに済んだ。
栃の実 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
遊女八人の身抜みぬけをさしたと大意張おおいばりの腕だから、家作などはわがものにして、三月ばかり前までは、出稼でかせぎの留守を勤めあがりの囲物かこいもの、これは洲崎に居た年増としまに貸してあったが、その婦人おんなは、この夏
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大連だいれんでみんなが背嚢はいのうを調べられましたときも、銀のかんざしが出たり、女の着物が出たりして恥を掻く中で、わたくしだけは大息張おおいばりでござりました。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)