“おおいば”の漢字の書き方と例文
語句割合
大威張100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道頓堀どうとんぼりの芝居に与力よりき同心どうしんのような役人が見廻りに行くと、スット桟敷さじきとおって、芝居の者共ものどもが茶をもって来る菓子を持て来るなどして、大威張おおいばりで芝居をたゞ見る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
長方形の硝子箱——と云っても勿論一方だけが、硝子張になっているのではあるが、勿体もったいらしく置いてあった。山鳥や鴨の剥製が、大威張おおいばりでその中に蟠踞している。
奥さんの家出 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼らは、仲よく、大威張おおいばりで帰って来る。ルピック氏は二人の姿を見かけると、驚いてこういう——
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)