“ウェールズ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
威州33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おびていることがみてとれる。ウェールズの海もスコットランドの山も雲がたちまちにとじこめ、汽車は雨をついて英京ロンドンに入った。
西航日録 (新字新仮名) / 井上円了(著)
愛蘭アイルランドに旅客となってすでに三週間を経た。風雨はいよいよすずしく気候は秋に似ている。残念なことには花咲く時期はまだやってこない。春をもとめて四月にウェールズ州に入った。)
西航日録 (新字新仮名) / 井上円了(著)
(牧草地の草は暖かく、春の晴天をみせて、牛馬は遊ぶにうんだかのように日ぐれに鳴き声をあげる。ウェールズの海もスコットランドの山もたちまちに雲にとざされて、汽車は雨のなかを英国の都に入ったのであった。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
愛蘭アイルランドに旅客となってすでに三週間を経たが、風も雨もさむざむとして秋に似ている。残念ながら花開くの時期はまだ遠く、春をもとめて四月には威州ウェールズに入ったのだった。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)