“むつのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
陸奥守100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亀千代ぎみは十一歳、そのとき将軍家から綱の字を賜わって綱基となのり、従四位下、左近衛権少将に任じられ、陸奥守むつのかみを兼ねることを許された。
徳川家康に向っても楯を突こうというほどの代物しろものだから、それ、今時、薩摩や長州がどうあろうとも、こっちは仙台陸奥守むつのかみだというはらが据わっている。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
親房ちかふさの第二子顕信あきのぶの子守親もりちか陸奥守むつのかみに任ぜらる……その孫武蔵むさしに住み相模さがみ扇ヶ谷おうぎがやつに転ず、上杉家うえすぎけつかう、上杉家うえすぎけほろぶるにおよびせいおうぎに改め後青木あおきに改む
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)