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奥庭
ふりがな文庫
“奥庭”のいろいろな読み方と例文
旧字:
奧庭
読み方
割合
おくにわ
80.0%
おくには
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おくにわ
(逆引き)
黒いちぎれ雲のように、彼女のまえをかすめて
奥庭
(
おくにわ
)
へ降りたかと思うと——地にはとまらないで、また、
舞
(
ま
)
いあがってきた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
男気
(
おとこけ
)
のない
奥庭
(
おくにわ
)
に、
次第
(
しだい
)
に
数
(
かず
)
を
増
(
ま
)
した
女中達
(
じょちゅうたち
)
は、お
蓮
(
れん
)
の
姿
(
すがた
)
を
見失
(
みうしな
)
っては一
大事
(
だいじ
)
と
思
(
おも
)
ったのであろう。
老
(
おい
)
も
若
(
わか
)
きもおしなべて、
庭
(
にわ
)
の
木戸
(
きど
)
へと
歩
(
ほ
)
を
乱
(
みだ
)
した。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
奥庭(おくにわ)の例文をもっと
(4作品)
見る
おくには
(逆引き)
時々書斎の入口まで来て、今宇津木を
討
(
う
)
ち
果
(
はた
)
したとか、今
奥庭
(
おくには
)
に積み上げた家財に火を掛けたとか、知らせるものがあるが、
其度毎
(
そのたびごと
)
に平八郎は
只
(
ただ
)
一目
(
ひとめ
)
そつちを見る
丈
(
だけ
)
である。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
間もなく家財や、はづした
建具
(
たてぐ
)
を
奥庭
(
おくには
)
へ運び出す音がし出した。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
奥庭(おくには)の例文をもっと
(1作品)
見る
奥
常用漢字
中学
部首:⼤
12画
庭
常用漢字
小3
部首:⼴
10画
“奥”で始まる語句
奥
奥様
奥州
奥床
奥方
奥深
奥羽
奥山
奥義
奥行
“奥庭”のふりがなが多い著者
邦枝完二
徳永直
吉川英治
森鴎外
永井荷風