“其度毎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのたびごと88.9%
ソノタビゴト11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
未だ汽車の通じない頃は、沼田まで高崎から軽便電車に乗ったものであるが、途中よく脱線して其度毎そのたびごとにお客は車から下りて復旧の手伝いをしたりなどした。
三国山と苗場山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
其度毎そのたびごとに總身宛然さながら水をびし如く、心も體もこほらんばかり、襟を傳ふ涙の雫のみさすが哀れを隱し得ず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
さうして年々トシドシ頻繁に、氏神其外ソノホカの神々を祭つてゐる。其度毎ソノタビゴトに、家の語部カタリベ大伴カタリミヤツコオムナたちを呼んで、コレツカマドコロもない昔代ムカシヨの物語りをさせて、氏人ウヂビトに傾聴をひて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)