とき)” の例文
それと共にときの声を上げて一隊の歩兵が——どこに隠れていたものか知らん、刀を抜いて群衆の後ろから無二無三にきり込んで来たので、吉原の廓内くるわうちが戦場になりました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「うわッ」と、ときを上げて攻めかかりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)