トップ
>
残余
>
ざんよ
ふりがな文庫
“
残余
(
ざんよ
)” の例文
旧字:
殘餘
かくして最早
幾何
(
いくばく
)
もなくなつてゐる生涯の
残余
(
ざんよ
)
を、見果てぬ夢の心持で、死を怖れず、死にあこがれずに、主人の
翁
(
おきな
)
は送つてゐる。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
果してその効果がありたると見え、金博士は
両眼
(
りょうがん
)
さえ閉じ
呼吸
(
いき
)
もつかずに、
残余
(
ざんよ
)
のノクトミカ・レラティビアをフォークの先につきさして喰うわ喰うわ……。
不沈軍艦の見本:――金博士シリーズ・10――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ああして戸部近江之介を
斬
(
き
)
らなければならないことに立ち到った経過、いま全心身を挙げて一
復讐魔
(
ふくしゅうま
)
と化し、
残余
(
ざんよ
)
の十七の
生首
(
なまくび
)
を
狙
(
ねら
)
っている自分の決心——それらを、
細大
(
さいだい
)
洩
(
も
)
らさず物語って
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“残余”の意味
《名詞》
残 余(ざんよ)
残り。余り。
(出典:Wiktionary)
残
常用漢字
小4
部首:⽍
10画
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
“残余”で始まる語句
残余肴
残余物