“此寒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このさむ66.7%
このさぶ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おくさまさむさうなと御覽ごらんじて、おまへ羽織はをりはまだ出來できぬかえ、なかたのんで大急おほいそぎに仕立したてゝもらふやうにお此寒このさむ綿入わたいれ一つで辛棒しんぼうのなるはづい、かぜでもいたらうお
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
まア此寒このさむいのに可愛かあいい手で足をなでてゝるところはうだえ、……可愛想かあいさうだなー、……残余あまつた料理ものがあつたツけ……賓客きやくのこした料理ものさらなかに取つてあるだらう、……アーそれさ
與へて此寒このさぶいに御苦勞ごくらうなり此爐このろの火のぬくければしばらあたゝまりて行給ゆきたまへといふに寶澤は喜びさらば少時間すこしのまあたりて行んとやが圍爐裡端ゐろりばたへ寄て四方山よもやまはなしせしついで婆のいふやうは今年ことし幾歳いくつなるやと問ふに寶澤ははだ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)