“風塵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうじん60.0%
かざぼこり20.0%
フウジン20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たいへんな数の篠竹は二十や三十の株ではなかった。藪畳やぶだたみを起す風塵ふうじんと同様のき起しは、民さんの顔をまっ黒にさせ、株はまるでどうにも手のつけようのないほど山積されて行った。
生涯の垣根 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
煙のような風塵かざぼこりが復た恐ろしくやって、彼は口の中がジャリジャリするほど砂を浴びた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
神武建国の詔には、「辺土未ダオサマラズ、余妖ヨヨウツヨシト雖、中州ノ地マタ風塵フウジンナシ。」