“ざんせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
残喘50.0%
残賤50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
骨ばかりこの世に取り残されたかと思う人の、まばらなひげ風塵ふうじんに託して、残喘ざんせんに一昔と二昔を、互違たがいちがいに呼吸する口から聞いたのは、少なくとも今が始めてである。の鐘はいんに響いてぼうんと鳴る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
人の社稷しゃしょくを滅ぼし、百姓ひゃくせいの力をつからし、百姓の財を尽くし、人の父を殺し、人の子をにし、乱政虐刑をなし、もって天下を残賤ざんせんするの人をもって英雄豪傑とせば、かのナポレオン、ビスマルク
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)