“つづき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
40.9%
綴喜31.8%
都筑9.1%
都築9.1%
後報4.5%
連続4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもお雪が宿の庭つづき竹藪たけやぶ住居すまいを隔てた空地、直ちに山の裾が迫る処、その昔は温泉湧出わきでたという、洞穴ほらあなのあたりであった。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
槻落葉つきのおちばでタカツキノムラと訓み、「高く槻の木の生たる木群こむらをいふなるべし」といって学者多くそれに従ったが、生田耕一氏が、高は山城国綴喜つづき郡多賀郷のタカで
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
都筑つづき田奈たな村恩田等の堀之内には、いずれも城址だという口碑がある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
始祖しそは浅田九郎兵衛門下の都築つづき安右衛門。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「何もありませんわ。私の大好きな記事を書いてくれないんですもの。わたしは小説なんかよりも、あの事件の後報つづきを待っているのよ」
海から見たおか連続つづき、荷積の為に寄って行く港々——すべて一年前の船旅の光景さまを逆に巻返すかのようで、達雄に別れた時の悲しい心地こころもちが浮んで来た。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)