“つなが”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ツナガ
語句割合
84.1%
6.3%
接続1.6%
1.6%
継続1.6%
1.6%
1.6%
連続1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそらく、姉も城下の獄につながれているのであろう。そうなれば、姉妹きょうだいひとつはすうてなだと思う。どうしてもない一命とすれば、せめて
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
印度の紳士のうちは、セエラの学校と壁一つでつながっていますので、セエラはよく紳士の生活を空想して、心を楽しませました。
敵の大将は、弓の真中を右の手で握って、その弓を草の上へ突いて、酒甕さかがめを伏せたようなものの上に腰をかけていた。その顔を見ると、鼻の上で、左右のまゆが太く接続つながっている。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
つまり、クリヴォフ夫人が壇上のどの点で刺され、そうしてまた、どういう経路を経て墜落した——かという二つのつながりを、もはや知り得べくもないのだった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
この反響が心細く継続つながりながら消えて行く間、消えてから、すべての世界がしんと静まり返るまで、長蔵さんと赤毛布と自分と三人が、暗闇くらやみに鼻を突き合せて黙って立っていた。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
別に元日らしいこともない景色のようであるが、すくよかにのびた木々の枝の感じと、希望の多い年頭の気分との間には、何らかつながるものがあるように思われる。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
博勞等ばくらうらぞろ/\つながつてんだから、みねはうでも谷底たにそこはうでも一大變たいへんだあ、さうすつとこま子奴等こめらひゝんなんてあばさけてぱか/\ぱか/\とはこびがちがつてらな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
細いどぶにかかった石橋を前にして、「内陣ないじん新吉原講しんよしわらこう」と金字きんじで書いた鉄門をはいると、真直まっすぐな敷石道の左右に並ぶ休茶屋やすみぢゃや暖簾のれんと、奉納の手拭が目覚めるばかり連続つながって
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)