“つなぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
55.6%
繋縄11.1%
繋木11.1%
繋続11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元来この小説は京都の日の出新聞から巌谷小波いわやさざなみさんの処へ小説を書いてくれという註文が来てて、小波さんが書くつなぎとして僕が書き送ったものである。
昴宿ぼうしゅく鏈索くさりを結ぶや、参宿しんしゅく繋縄つなぎを解くや、汝十二宮をその時に従いて引き出だすや、また北斗とその子星こぼしを導くや。(改訳)
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
また「参宿の繋縄つなぎを解くや」は参宿の各星の繋ぎを解きつつあるは神にして、人間のし得る処にあらずとの意である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
その馬の繋木つなぎとなつてうづくまり
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)
平生から繋続つなぎの取れない魂がいとどふわつき出して、実際あるんだか、ないんだかすこぶる明暸めいりょうでない上に、過去一年間の大きな記憶が、悲劇の夢のように、朦朧もうろうと一団の妖氛ようふんとなって
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
つなぎ輪麺麭ブーブリキと腸詰の用意をして来たので、かうした宿屋で決してきらしたことのない火酒ウォツカを一杯だけ注文すると、たたきの床へ脚をしつかり埋め込んだ樫の食卓に向つてベンチに腰をおろして