“鏈索”の読み方と例文
読み方割合
くさり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昴宿ぼうしゅく鏈索くさりを結ぶや、参宿しんしゅく繋縄つなぎを解くや、汝十二宮をその時に従いて引き出だすや、また北斗とその子星こぼしを導くや。(改訳)
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
「昴宿の鏈索くさりを結ぶや」というは昴宿の各星を繋ぐ無形の連鎖ありと考え、それを結びつつあるは造物者にして、到底人に不可能なりとの意味を言い表わしたのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
◯「汝昴宿の鏈索くさりを結ぶや、参宿の繋縄つなぎを解くや」とは何を意味するか。古代人はすべて天象を動物になぞらえたもの故、「結ぶ」「解く」等の語を用いたのであるというのが普通の見方である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)