“参宿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんしゅく33.3%
さんしゅく33.3%
オライオン33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昴宿ぼうしゅく鏈索くさりを結ぶや、参宿しんしゅく繋縄つなぎを解くや、汝十二宮をその時に従いて引き出だすや、また北斗とその子星こぼしを導くや。(改訳)
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
その時三名人の放った矢はそれぞれ夜空に青白い光芒こうぼうを曳きつつ参宿さんしゅく天狼星てんろうせいとの間に消去ったと。
名人伝 (新字新仮名) / 中島敦(著)
いろいろな光度といろいろな光彩でちりばめられた無数の星々の間に、冬の空の誇りなる参宿オライオンが、微妙な傾斜をもって三つならんで、何かの凶徴のようにひときわぎらぎらと光っていた。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)