“連(つなが)” の例文
そして、若しやあの声は、一つ身体に連(つなが)り合った男女の、世にも無残な闘争を語るものではないかと、思わずゾッと身をすくめた。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
印度の紳士の家(うち)は、セエラの学校と壁一つで連(つなが)っていますので、セエラはよく紳士の生活を空想して、心を楽しませました。
云いたい事が胸先にグングンこみあげて来は来ても、一連(つなが)りの言葉には、どうしてもまとまらなかった。
栄蔵の死 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
その包囲形(ほういけい)が、次第に圧縮(あっしゅく)されて来るにつれて、当初には、諸所各方面に、個々であった織田方の部隊が、いつのまにか連(つなが)り合って、しかも伊丹の町へ接触していた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)