さん)” の例文
旧字:
その部屋は、十四郎夫婦の居間のある棟とは別になっているが、一方の端が、共通したさん室になって繋がっているために、外見は一つのもののように見えた。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
四面高くして中央平坦へいたん、ここに家宅を構えるものは、富貴延命六ちくさん、加増されて名誉の達人起こり、君には忠、親には孝、他に類少なき上相となす——家相にピッタリとはまっております。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)