“なゝくさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
七草100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われもこう、ききょう、かるかや、おみなへし、すゝき、ふぢばかま、はぎのあき七草なゝくさをはじめ、いろ/\のくさ野原一面のはらいちめんいてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
長吉ちやうきち風邪かぜをひいた。七草なゝくさ過ぎて学校がはじまつたところから一日無理をして通学しために、流行のインフルヱンザにかはつて正月一ぱい寝通ねとほしてしまつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
のあたりにすまふなるだい/\長者ちやうじや吉例きちれいよろ昆布こんぶ狩衣かりぎぬに、小殿原ことのばら太刀たち佩反はきそらし、七草なゝくささと若菜わかなむとて、讓葉ゆづりはつたるが、郎等らうどう勝栗かちぐりんでいはく、あれに袖形そでかたうらなぎさに、むらさき女性によしやうそ。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)