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玉菜
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たまな
ふりがな文庫
“
玉菜
(
たまな
)” の例文
そこでまず、
糞
(
ふん
)
だとか、根だけ食い残したのぼろ
菊
(
ぎく
)
だとか、
玉菜
(
たまな
)
の
芯
(
しん
)
だとか、
葵
(
あおい
)
の葉だとかいうものの
堆高
(
うずたか
)
く積まれた上に、彼は腰をおろす。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
漬
(
つ
)
けた
玉菜
(
たまな
)
や、ランプの
燻
(
いぶり
)
や、
南京蟲
(
なんきんむし
)
や、アンモニヤの
臭
(
にほひ
)
が
混
(
こん
)
じて、
入
(
はひ
)
つた
初
(
はじ
)
めの一
分時
(
ぷんじ
)
は、
動物園
(
どうぶつゑん
)
にでも
行
(
い
)
つたかのやうな
感覺
(
かんかく
)
を
惹起
(
ひきおこ
)
すので。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
僕の判断では、この名前は恐らく、仏蘭西のシユウ・ア・ラ・クレエムから来てゐるのだらうと思ふ。シユウは
玉菜
(
たまな
)
のことだ。キヤベヂの形をしてゐるといふ意味だ。
甘い話
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
蕪
(
かぶ
)
と
玉菜
(
たまな
)
と百姓を満載したFORD——フォウドは
何国
(
どこ
)
でも蕪と玉菜と百姓のほか満載しない——や、
軽業
(
かるわざ
)
用みたいにばかにせいの高い自転車や、犬や坊さんや兵士や、やがて
踊る地平線:05 白夜幻想曲
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
本陣が
玉菜
(
たまな
)
と
里芋
(
さといも
)
としめじをもってきた。うまそうな葉を
十重二十重
(
とえはたえ
)
にかさねた玉菜と、毛むくじゃらの里芋と、まだほけない面白い形の茸が笊のなかで転り合っている。本陣は
島守
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
▼ もっと見る
玉菜
(
たまな
)
、
赤茄子
(
あかなす
)
、
葱
(
ねぎ
)
、
玉葱
(
たまねぎ
)
、
大根
(
だいこん
)
、
蕪
(
かぶ
)
、
人参
(
にんじん
)
、
牛蒡
(
ごぼう
)
、
南瓜
(
かぼちゃ
)
、
冬瓜
(
とうがん
)
、
胡瓜
(
きゅうり
)
、
馬鈴薯
(
ばれいしょ
)
、
蓮根
(
れんこん
)
、
慈姑
(
くわい
)
、
生姜
(
しょうが
)
、三つ葉——あらゆる野菜に蔽われている。蔽われている? 蔽わ——そうではない。
不思議な島
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
漬
(
つ
)
けた
玉菜
(
たまな
)
や、ランプの
燻
(
いぶり
)
や、
南京虫
(
なんきんむし
)
や、アンモニヤの
臭
(
におい
)
が
混
(
こん
)
じて、
入
(
はい
)
った
初
(
はじ
)
めの一
分時
(
ぷんじ
)
は、
動物園
(
どうぶつえん
)
にでも
行
(
い
)
ったかのような
感覚
(
かんかく
)
を
惹起
(
ひきおこ
)
すので。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
然
(
しか
)
るに
這麼不潔
(
こんなふけつ
)
な
有樣
(
ありさま
)
では
駄目
(
だめ
)
だ。
又
(
また
)
滋養物
(
じやうぶつ
)
が
肝心
(
かんじん
)
である。
然
(
しか
)
るに
這麼臭
(
こんなくさ
)
い
玉菜
(
たまな
)
の
牛肉汁
(
にくじる
)
などでは
駄目
(
だめ
)
だ、
又
(
また
)
善
(
よ
)
い
補助者
(
ほじよしや
)
が
必要
(
ひつえう
)
である、
然
(
しか
)
るに
這麼盜人計
(
こんなぬすびとばか
)
りでは
駄目
(
だめ
)
だ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
正午
(
ひる
)
には
酢
(
す
)
く
漬
(
つ
)
けた
玉菜
(
たまな
)
の
牛肉汁
(
にくじる
)
と、
飯
(
めし
)
とで
食事
(
しよくじ
)
をする。
晩
(
ばん
)
には
晝食
(
ひるめし
)
の
餘
(
あま
)
りの
飯
(
めし
)
を
食
(
た
)
べるので。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
正午
(
ひる
)
には
酢
(
す
)
く
漬
(
つ
)
けた
玉菜
(
たまな
)
の
牛肉汁
(
にくじる
)
と、
飯
(
めし
)
とで
食事
(
しょくじ
)
をする。
晩
(
ばん
)
には
昼食
(
ひるめし
)
の
余
(
あま
)
りの
飯
(
めし
)
を
食
(
た
)
べるので。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
しかるにこんな
不潔
(
ふけつ
)
な
有様
(
ありさま
)
では
駄目
(
だめ
)
だ。また
滋養物
(
じようぶつ
)
が
肝心
(
かんじん
)
である。しかるにこんな
臭
(
くさ
)
い
玉菜
(
たまな
)
の
牛肉汁
(
にくじる
)
などでは
駄目
(
だめ
)
だ、また
善
(
よ
)
い
補助者
(
ほじょしゃ
)
が
必要
(
ひつよう
)
である、しかるにこんな
盗人
(
ぬすびと
)
ばかりでは
駄目
(
だめ
)
だ。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
菜
常用漢字
小4
部首:⾋
11画
“玉菜”で始まる語句
玉菜汁