“分時”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぷんじ55.6%
ふんじ33.3%
ぶんじ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けた玉菜たまなや、ランプのいぶりや、南京蟲なんきんむしや、アンモニヤのにほひこんじて、はひつたはじめの一分時ぷんじは、動物園どうぶつゑんにでもつたかのやうな感覺かんかく惹起ひきおこすので。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
多治見たじみにいち早く私たちを出迎えてくれて、それから中津川に着くまでの汽車中を分時ふんじも宣伝の饒舌じょうぜつを絶たなかった、いささかけものへんの恵那峡人Yという、鼻の白くて高い痩せ形の熱狂者が
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
また此短針このたんしんと十とのあひだ半過なかばすぎて十はう近寄ちかより、長針ちやうしんすゝんで八ところきたればこれを十まへ二十分時ぶんじと云ふ。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)