“ぷんじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
分時100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渺々びょうびょうたる相洋は一分時ぷんじならずして千波万波ばんぱかなえのごとく沸きぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
けた玉菜たまなや、ランプのいぶりや、南京虫なんきんむしや、アンモニヤのにおいこんじて、はいったはじめの一分時ぷんじは、動物園どうぶつえんにでもったかのような感覚かんかく惹起ひきおこすので。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
エヒミチははじめの一分時ぷんじは、なん意味いみもなく書物しよもつはなれ、ダリユシカと麥酒ビールとにわかれて、二十年來ねんらいさだまつた其生活そのせいくわつ順序じゆんじよやぶるとこと出來できなくおもふたが、またふかおもへば、市役所しやくしよりしこと
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)