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ぷんじ
渺々たる相洋は一
分時ならずして千波
万波鼎のごとく沸きぬ。
漬けた
玉菜や、ランプの
燻や、
南京虫や、アンモニヤの
臭が
混じて、
入った
初めの一
分時は、
動物園にでも
行ったかのような
感覚を
惹起すので。
エヒミチは
初の一
分時は、
何の
意味もなく
書物と
離れ、ダリユシカと
麥酒とに
別れて、二十
年來定まつた
其生活の
順序を
破ると
云ふ
事は
出來なく
思ふたが、
又深く
思へば、
市役所で
有りし
事