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赤襷
ふりがな文庫
“赤襷”の読み方と例文
読み方
割合
あかだすき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あかだすき
(逆引き)
生
(
お
)
い
茂
(
しげ
)
る立ち枯れの
萱
(
かや
)
をごそつかせた
後
(
うし
)
ろ姿の
眼
(
め
)
につくは、
目暗縞
(
めくらじま
)
の黒きが中を
斜
(
はす
)
に抜けた
赤襷
(
あかだすき
)
である。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
葱
(
ねぎ
)
の白根の冴え揃った朝の雨。ミルク色に立ちこめた雨の中から、組み合った糸杉の群りすすんで来るような朝の雨だ。峠を越えて魚売りの娘の降りて来る
赤襷
(
あかだすき
)
。
夜の靴:――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師)
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
一つど
胆
(
ぎも
)
をぬいてやれと、それまで、お茶坊主役をつとめていた
幇間
(
たいこもち
)
の連中が、
金屏風
(
きんびょうぶ
)
をとらせて、もう秋ではあったが、揃い
浴衣
(
ゆかた
)
に
赤襷
(
あかだすき
)
で、かっぽれを踊って出た。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
赤襷(あかだすき)の例文をもっと
(9作品)
見る
赤
常用漢字
小1
部首:⾚
7画
襷
漢検1級
部首:⾐
22画
“赤”で始まる語句
赤
赤児
赤子
赤蜻蛉
赤裸
赤銅
赤煉瓦
赤毛布
赤城
赤飯
“赤襷”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
高見順
徳冨蘆花
高浜虚子
樋口一葉
横光利一
久生十蘭
夏目漱石
吉川英治
夢野久作